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頭部外傷

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頭部外傷とは

何らかの外力が加わって頭部の軟部組織(皮膚、皮下組織)、頭蓋骨、頭蓋内(脳、髄膜など)に 損傷が起こることを「頭部外傷」と言います。軽いたんこぶで済むものから、頭蓋内に命に係わる大出血を来すものまで、加わった外力の程度 により、病態や予後は大きく変わります。

通常は、加わった外力が大きければ大きいほど、損傷の程度も大きくなりますが、「軽い打撲」と思い込み、頭部外傷直後は見た目には何も障害がないように見えても、実は脳損傷を負っている場合や、時間が経って重大な脳損傷を来すことがあります。

高齢者の頭部打撲

日本頭部外傷データバンクの結果から、高齢者の頭部外傷は増えています。その多くは、転倒・転落による頭部打撲が原因です。転倒・転落は、現在日本での外因死亡原因の第2位となっており、転倒・転落による頭部外傷が外因性死亡の増加に関連していると考えられます。

年を重ねるとどうしても足腰が弱り、転倒しやすくなります。転倒した際にとっさに受け身が取れず強く頭部を打撲する可能性が、若年者より高いと思われます。

高齢者で最も問題なのは、抗血栓治療薬(血をサラサラにするお薬)を飲んでいる患者さんが、頭部を打撲することです。直後は問題なくても、時間が経って意識がなくなることがあるのです。これは頭を打ったことで頭蓋内に出血が起こり、抗血栓治療薬(血をサラサラにするお薬)を飲んでいるため血が止まらず出血が続き、脳を壊してしまうことで起こります。現在、日本では10~20人に1人が抗血栓治療薬を内服していると言われています。このような患者さんは、転びやすく、出血しやすいことも知られています。

また慢性硬膜下血腫といって頭部外傷から数か月たってジワジワ頭の中に出血することもあります。

これは症状が多彩で見逃されてしまうこともしばしばあります。

 

子供の頭部外傷

子供の鈍的頭部外傷(頭部打撲)の多くは、脳損傷や後遺症を残すことはほとんどありません。
しかし、外傷直後に神経症状(意識障害、麻痺、感覚障害など)がなかったとしても、3~10%の子に、CTで出血などの頭蓋内外傷性変化が認められることが知られています。約1%には濃厚な入院管理や時に外科的な治療、あるいは持続的な神経機能評価が必要になると言われています。

だからと言って、頭を打ったお子さん全てにCT検査をするわけにはいきません。CT検査は被曝をしてしまうからです。

そこで専門医の診察が重要になってきます。

子供さんが頭を打って心配な方がたくさん来院されます。夜8時まで診察しておりますのでお気軽にお電話ください。

 

 

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