片頭痛
頭痛とは
頭痛で悩んでおられる方は我が国では3000万人、3人に一人おられます。しかし、適切な治療により症状をやわらげることができます。大事なことは
- 頭痛のタイプを知ることです。タイプにより治療法はことなります。そのために痛み止めに頼らず一度専門の医師の診察を受けることをお勧めします。
- 一般的頭痛か、何か他の病気による頭痛(2次性頭痛)か見分けることが必要です。2次性頭痛の中には、くも膜下出血のように命にかかわる病気の場合があります。
頭痛の種類
一般的な頭痛
緊張性頭痛
(特徴)片頭痛とならぶ日常頭痛の双璧です。緊張型頭痛は、昔は(1988年まで)「筋収縮性頭痛」と呼ばれていました。片頭痛がズキンズキンと脈動感があるのに対して重苦しく、締め付けられる感じがする頭痛です。よくいわれる「頭重」は緊張型頭痛のことを指しています。(頭痛大学より引用)
片頭痛
(特徴)月数回、発作的に起こる、とてもつらい頭痛です。ズキンズキンすることも、しないことも、あります。しばしば吐き気を伴います人によっては光が見えてから頭痛がおこります。(頭痛大学より引用)
群発頭痛
(特徴)頭の片方が痛むところが片頭痛と似ていますが、「似て非なる」頭痛です。
片頭痛は平均月2回の頭痛です。群発頭痛は、頭痛がある期間、毎日のように、片目のあたりに起こるのです。たまらない痛さです。しかし持続時間は1~2時間と短いのが特徴です。
片頭痛が女性に多いのに対して、男性に多いのも特徴です。目が充血したり、涙がでることもあります。(頭痛大学より引用)
混合性頭痛
片頭痛と緊張性頭痛が混在したような頭痛です。
2次性頭痛
⑤頭部外傷による頭痛
⑥血管障害に伴う頭痛
⑦非血管性頭蓋内疾患に伴う頭痛
⑧薬物あるいは離脱に伴う頭痛
⑨頭部以外の感染症による頭痛
➉代謝性疾患に伴う頭痛
⑪頭蓋骨・眼・鼻・副鼻腔・歯・口・あるいは他の頭部・頭蓋組織に起因する頭痛、顔面痛
⑫神経痛 (三叉神経痛が代表的)
(重要)危険な頭痛
血管障害による頭痛のうち、くも膜下出血による頭痛が最も代表的なもので、ほとんどの場合脳動脈瘤破裂によります。殴られたような、今までに経験したことのない激しい頭痛で、吐き気を伴うことも多いです。すぐに病院に行き、治療しないと命にかかわる場合があります。
頭痛の見分け方
前にのべた症状の特徴と頭痛の部位や経過によって診断が可能な場合が多いです。また、2次性頭痛の診断には頭部CT[やMRI(磁気共鳴画像診断)が有用です。
頭痛の部位
頭痛の経過
おすすめの頭痛のサイト
間中病院 間中信也院長がつくられている「頭痛大学」がわかりやすく解説されています。
まずは幼稚園→小学校→中学校に進まれることをお勧めします。